世界の果てでダンドゥット

ダンドゥットは今、現在が一番おもしろいぞ!

Cak Percil; 言語の壁が高すぎて、理解不能

Cak Percil、顔は知っている。この歌手、歌手と言っていいのか迷うが、2021年、大ヒットした次の歌を歌っている。向かって右側の髪を染めている男。

ANGEL - Denny Caknan feat. Cak Percil (Official Music Video)
52,518,890 viewsPremiered on 27 Apr 2021

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ただし、このビデオがこれほど再生されているのは、左側のDenny Caknan の人気であり、このCakのほうは、たんなるビデオ出演のコメディアンみたいな人だと思っていた。

それが、最近、自身のヒットを出している。

JOKO TINGKIR - Cak Percil | ONENADA is Back この部分はレコード会社のキャッチコピー。
2,044,053 viewsPremiered on 2 Apr 2022

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タイトルのJOKO TINGKIR を検索すると、16世紀後半の短い期間だけ、現在のスラカルタ付近にパジャン王国Sultanate of Pajangを築いた人物らしい。ほとんど伝説上の人物というか、大河ドラマの主人公みたいな人らしい。実際テレビドラマがあるようだ。

それで、この歌の内容とどういう関係があるかというと、全然関係ないみたいだ。Jokoという男の旅を歌ったものらしいが、内容はナンセンスソングみたいで、まったく判らん。現在の大統領Jokoとも、表面上は関係ないようだ。

いずれにしろ、どこが面白いのか、どこが聴きどころか、さっぱり判らん。これがそこそこヒットして、主流コプロ・バンドでもカバーされている。

Yeni Inka - Joko Tingkir Ngombe Dawet (Official Music Video ANEKA SAFARI) - YouTube

JOKO TINGKIR - Difarina Indra Adella ft Fendik Adella - OM ADELLA - YouTube

これらのカバーも別に面白くないのだよなあ。

なんと、Esa Rsityが共演している。大はしゃぎのビデオが以下。

JOKO TINGKIR - CAK PERCIL ft ESA RISTY ( MUSIC FAMILY CAK PERCIL )
825,689 views16 Apr 2022

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それで、話を歌手本人にもどす。1985年、バニュワンギ生まれ、という情報がある。

ところが、Youtube上で検索すると、このブログで何度か紹介している中学生歌手Niken Salindriと共演しているビデオがたくさんヒットする。共演と言ってもデュエットで歌を歌っているのではない。言葉が解らない外国人から見ると、どうも伝統的な芸能らしい舞台で、延々としゃべりまくるビデオが多い。たぶん、面白おかしい話芸なのだろうが、何十分も続けられて見る気が失せる。一例として、以下。Nikenちゃんが出るのは20分過ぎですので注意。最初は別の歌手。

penampilan terbaik niken dan cak percil eps 2 - YouTube

どうも、バニュワンギではなくクディリ近辺に住んでいるのはないか? Sasya Arkhisnaとデュエットもあり。この哀しい悲しい歌をこんな具合に演っています。

Sasya Arkhisna & Cak Percil - Sakit Rindu (Official Music Video ANEKA SAFARI)
133,594 views Premiered on 26 Apr 2022

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ただ、こういうマトモというか、ジャワ歌謡本流を歌うと、チャンプルサリ本流の歌い方であるというのが判りますね。それから、Sasyaのほうが、ずっと身長が高くて体重が多そうですね。

なお、EsaもSasyaも単独でJOKO TINGKIR をアップロードしていますので、もっと聴きたい方はどうぞ。

Esa Risty - Joko Tingkir (Official Live Music) ER Music Production - YouTube

Joko Tingkir Ngombe Dawet - Sasya Arkhisna ( Official live Music ) - YouTube