世界の果てでダンドゥット

ダンドゥットは今、現在が一番おもしろいぞ!

しょぼい観光地でダンドゥット・ビデオ撮影

Adhigana Music - YouTubeより。happy Asmara嬢の29本のプレイリストから。この会社はビデオのロケーションを載せているので、海水浴場とかカフェなどのロケ地が判る。

HAPPY ASMARA - ISO TANPO KOWE (Official Music Video) | 
2,344,215 views Premiered on 24 Mar 2021

なお、一連のプレイリストはHappyちゃんのビデオとして良質、というか典型的。小編成のバンド演奏が多く、アレンジはDeden Mahdyan。この人やたら幅広く仕事をしているのが、アレンジャーとして特徴が無いというか、なにをやっているのか不明。

www.youtube.com

HAPPY ASMARA - CERITO LORO [ REMIX VERSION ] ( Official Music Video ) 
1,614,018 views Premiered on 20 Mar 2021

https://www.youtube.com/c/FORTUNAENTERPRISEOFFICIAL/featured より。会社が違うけれど、同じ日に撮影したんじゃないかな。

www.youtube.com

このロケ地のGoogle Mapは以下のリンク

www.google.com

ロケ地のHeha Ocian Viewという観光地の案内ビデオ。ジョグジャカルタ特別州のインド洋に面した海岸にできたところ。市街から20~30km離れたところ。

www.youtube.com

いたるところにきれいな海、海岸、渓谷と滝、熱帯林と火山があるのに、なんでこんな人混みに行きたがるんじゃね?と、思ってしまう。もっとも日本の観光地だって、どこに行っても同じような景色、同じような名物、同じような人工オブジェがあるだけなんだよなあ。でも、家族そろって出かけて、アイスクリーム食べてインスタに写真上げるだけで楽しいものなんだ。

インドネシアGDPに占める観光産業の割合が、ASEANではミャンマーを除いて最下位なんだそうだ。他の産業が少ないカンボジアラオスは割合が多くなるし、観光先進国のタイとマレーシアは基幹産業だし、ベトナムやフィリピンでさえインドネシアより多いのだ。

海外からのツーリスト向けの観光事業の将来を考えると、インドネシアの観光は当分、大きな発展はないと思うんだよ。別にケナしているわけじゃない。理由を述べよう。

1.熱帯林・マングローブ・火山・サンゴ礁など自然の観光資源が莫大だが、実際に観光客はそんな不便なところに行かないのだよ。長い休暇の取れる一部のヨーロッパ人以外は、そんな余裕はない。団体で殺虫剤を撒き散らして押しかけて自然に触れた気分になるだけ。

2.ASEAN内に強力なライバルがいる。タイとマレーシアは、中国・インド・中東・日本と韓国・ヨーロッパと全方面の旅行者に対応している。この2国は観光地として、世界の土俵で横綱級なのだ。さらにベトナムも追い上げている。フィリピンは英語が通じない所に恐怖を感じるアメリカ人向け。

 一方、インドネシアは偉大な田舎者の国であって、異文化の客を迎える下地がないのだ。外国人向けに隔離された所を除いて英語も通じないし、ベジタリアンとかハラルなんか無視しているもんね。

3.観光キャンペーンではいろいろ健全な事をいうけど、東アジアばかりじゃなく、ヨーロッパや中東の旅行者も買春やドラッグが目当ての者が多い。インドネシアはその方面でも弱い。

でも、以上のことは住んでいる人間にとっては、別に悪いことじゃないもんね。子どもといっしょにジュース飲んだり、モーターバイクで乗りつけてカップルでいちゃいちゃするだけで楽しいんだ。

ソース/参照

ASEAN Focusing On Domestic Tourism | The ASEAN Post

https://asean.org/wp-content/uploads/2022/01/ATMS-2021-2025.pdf