ガンジャルはこのNdarboy GenkやDenny Caknanなど大勢のミュージシャンが支持を表明しているけれど、ミュージシャンの支持って影響あるのかなあ?
ただ、このDarboy Genkはクリスチャンで、ムスリム以外の支持を集めるにはいいかもしれない。逆に言えば、ムスリム原理主義派の票を逃すということで、それは最初から諦めているのでしょうか。
Ndarboy Genk - Surat (檄)“Suara Rakyat(人民の声)” Untuk Ganjar Pranowo Premiered on 5 Sept 2023
Ganjar Pranowo - YouTubeより。大統領選挙に立候補するため、中部ジャワ州知事を辞職、そのお別れ集会。最初に地元のWoro Widowatiが出てくるが、この人、やっぱりこんな大勢のイベントには似合わないなあ。1:10:00頃Ndarboy登場(どんなイベントでもそうだけど、進行がゆるい)。
現大統領のジョコウィもそうだけど、ガンジャルもYoutube、Instagramに毎日のように投稿している。ちゃんと撮影・編集・音響チームが作ったもので、高品質。スタイリストもいるのじゃないだろうか。奥様のAtikohもよく登場するのだが(インスタはここ)、50歳超えてハーフマラソンを走るし、バイクのロードレースにも出る人であります。
大統領選の候補は、プラボウォ・スビアント国防相、元ジャカルタ特別州知事のアニス・バスウェダン、そしてこの元中部ジャワ州知事のガンジャル・プラノウォ(闘争民主党PDI-P所属)の3人。立候補には国会の議席率の20%の推薦が必要なので、泡沫候補は無し。
プラボウォ・スビアント国防相は、前回・前々回の選挙にも立候補し、ジョコウィに敗れていて3度目の挑戦。プラボウォは、スハルトの女婿(訓読みムスメムコ、音読みジョセイ、つまりスハルトの娘の夫)で、スハルト時代再びを望む勢力もあるらしい。わたしは、こいつだけは大統領にしたくないけれど、日本やアメリカのメディアでは、こいつに大統領になってもらいたいような情報が散在している。まだまだ、スハルト時代の利権が続いているのでしょうか。しかし、こいつは世襲政治家で71歳だぞお!
誰が当選しても、連立与党になって、負けた側も内閣に入るといういいかげんな政治なので、ほんとの支配層にとっては、誰が大統領でもいいらしいけど。