グローバルSongs部門。インドネシア勢3本に、日本勢3本!
Google's Year in Search - Google Trends
1 Tak Ingin Usai - Keisya Levronka 24 May 2022
トップはAMI Award for Best Pop Songwriter受賞のポップ・インドネシア。歌手のKeisya Levronkaは東ジャワ州マラン生まれだが、この歌を含め、インドネシア語で歌っているようです。と言うより、モデルであり、テレビドラマや映画にも出て、ついでに歌も歌ったという感じのタレントなのですね。たぶん。
2 Pasoori - Ali Sethi and Shae Gill
2位はパキスタンから。Coke Studioつまりコカ・コーラ社がスポンサーのレコード会社から。すばらしいテクニックのボーカル、高品質のサウンド、技術力抜群のプレイヤー、さらにビデオもスタッフ100人ぐらいだけど、ケバくない、落ち着いた映像。
こうした、腹式呼吸で喉を強め、胸腔を響かせるボーカルが好きで、演奏も高テクニックで高品質のものが聴きたいという方は、パキスタン物がおすすめですぜえ。
3 Glimpse of Us - Joji
大阪生まれ、日本✕オーストラリアの歌手のUSAからの発信。USAのヒットチャート、こんな歌モノが多いね。
4 Satru 2 - Denny Caknan and Happy Asmara
4位はジャワ語ダンドゥット。男性歌手Dennyも女性歌手Happyも人気最高で、全国的に露出している。ただ、いまさらこの人たちを検索するのは、どういう人なんだろう?歌も"Satru 2"というタイトルどおり二番煎じなんだけどなあ。
5 ミックスナッツ - Official Hige Dandism
6 新 時代 - Ado
5位、6位は日本のアニメ・テーマ。ご存知のかたはご存知、知らない方は興味なしでしょう。Ado✕田中ヤスタカって、ポインター・シスターズのファースト&セカンド・アルバムの頃のを、一人で歌っている感じだよなあ。高テクニックでむちゃくちゃ音楽的教養が広そうだけど、すぐに腹いっぱいになりますね、わたしは。
7 As It Was - Harry Styles
UKから。UKもUSAも歌モノがヒットの上位に来るようになっているみたいですね。検索ワードはバラけるから、トップにはこないようですが。
8 Joko Tingkir - Farel Prayoga
8位はジャワ語ダンドゥット。歌手のFarel君は12歳。路上ライブ大道芸のような感じのをYoutubeでアップしていたのが注目され、地元のレコード会社から発信して人気急上昇。インドネシア共和国独立77周年記念式典にもトリで出演し、各種の音楽賞も受賞。
一方、曲のJoko Tingkirは、大所帯のバンド/歌手を率いるリーダーのCak Percilバージョンが最初にヒットした。Farel君もCak旦那もどちらも東ジャワ州東端のバニュワンギ生まれで、そこらを中心に活動しているが、ジャカルタ発信のダンドゥットをしのぐ全国な人気があります。
なお、上記キーワードで検索すると、Farel君がキレイなお姉さんとデュエットしているのが検索トップにでます。いろんなお姉さん方とデュエットしている小僧であります。上のビデオはもうすぐ再生数1億。
9 Habit - SEKAI NO OWARI
わお、これって、レゲトンを高速にしたものじゃないか! さらに出だしのメロディが「コーヒー・ルンバ」だ。レゲトン僻地日本だが、こうして翻訳してくれる器用な人がいるわけである。だから、本場物を聴く必要がねえのかねえ⁉
刺激の強いJ-POP、アニメ・ソングを聴いていると、次のようなサウンドはとても緩すぎて受けつけないかも。
10 Last Last - Burna Boy
最後の10位はナイジェリアから。アホみたいな風貌ですが、ロンドンの大学でメディア学を学んだインテリ。母がナイジェリアのスター、フェラ・クティのマネージャーだったとか。その手の音楽が身近になる環境で育った人であるわけ。うーむ、悪くないけど、もっと八方破れの才能が出てきてほしいね。