基本的にダンス・ミュージックなので、長いバージョンが多い。2023-11-28の記事に続き、現在進行中のカバー合戦の一部を。
その中で抜群にいいのが、次。スカのリズム隊にストリングス&フルート、ブラスも入れて、ラップ部分も独自にアレンジ。いや、このバンドに限らず、インドネシアの〈ラップ〉って、ジャマイカのレゲエDJに近いものが多いのだが。8分の長いバージョンだ。
AKU CAH KERJO - SKA 86 ft REKA PUTRI 132,034 views Premiered on 24 Nov 2023
このSKA 86というグループ、パーカッション以外みんな打ち込み(DTM)だと思っていたのだが、このビデオとミュージシャンのデータを見ると、実際に人力でやっているようだ。歌手のReka Putri、ずっとメガネかけていて、素顔を見るのは初めてで、見違える人相だね。
次、今年のベスト・デュエット・カップルと言ってよい、ShintaとArya。と言ってもShintaさんの出番は少なく、Aryaがチャンプルサリの発声で朗々と歌い、ラップするのだ。J-POPのラップと同じような発声、力の入れ具合になるね。
Shinta Arsinta feat Arya Galih - Aku Cah Kerjo 873,066 views Premiered on 22 Oct 2023 ENY'S PRODUCTION - YouTubeより
Rina Aditama、さすがに節回しというかボーカルは見事。ラップ部分も一人で演っているけど、意外な軽いおしゃべりタイプの発声。
Rina Aditama - Aku Cah Kerjo - Sangkara Music Official 27,410 views Premiered on 14 Nov 2023 SANGKARA MUSIC OFFICIAL - YouTubeより
Siska Amandaの得意レパートリーであるらしく、何種類も検索に引っかかる。ただ次のライブでは、ラップの部分、スマホで歌詞を見ている。9分以上の長いバージョンで、こんなもの見るヒマなやついるのかと思ってしまうが、スカートが短くて、しゃがんだ時ぱんつが見えそうで見えないのが、再生数を増やしているのではないでしょうか。
AKU CAH KERJO - SISKA AMANDA - GG MUSIC 1,550,165 views 5 Sept 2023
ありゃーさっそく削除されたよ~
観客がほぼ全員むさくるしい若い男という最近では珍しいライブが次で、なかなかいいよ。女に生まれてたら、一度ぐらいこんなふうに男に囲まれて歌いたいものだ。
次のも削除された
AKU CAH KERJO - SISKA AMANDA - GG MUSIC - PATI EVERY BODY PART 2 - CIKARANG - YouTube
再アップロードされたので貼る
次はダンス物、と言っても2023-10-28に紹介したJarananという藝能グループによるもの。歌手は二人が交代で歌っているが、ラップは無し。
AKU CAH KERJO - DJANDUT JARANAN‼️ROGO SAMBOYO PUTRO voc DINDA & GEA AYU 93,942 views 30 Oct 2023
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この歌、現在、カバーが続々アップロードされているので、もっといいものが出るかもしれない。
*****追加
2023-06-18で紹介した、強引日本語訳詞を出しているコンビForysca & Saskia、日本語タイトルが秀逸。こう訳す発想はスゴイ。
[Forysca & Saskia] Aku Cah Kerjo (Japanese) - 社畜だよ (Shachikuda yo)Premiered on 4 Dec 2023
Dek tresnaku mung siji kowe 愛しいは君だけ
Langit bumi kang dadi saksine 証人は天上天下で
Yen neng ati ra ono wanito liyo 心の中に他はいないよ