世界の果てでダンドゥット

ダンドゥットは今、現在が一番おもしろいぞ!

Megah Music; 多国籍レーベルからダンドゥットへのアプローチ?

と言うほど大げさなものではなく、ちょっとした市場調査程度でしょうね。

以下、Megah Music ID - YouTubeより。2020年から開設しているが、ほとんど再生数があがらないものが十数個だけ、最近1~2ヶ月にダンドゥット歌手のものを出し始めた。

https://yt3.ggpht.com/yX7B2EkKiyxnF-z9D5kxoujTiMlXv4OmIbiNSFuEyTqIOKtGe_tH7bCTQUatGDqEKtTjotlf7waI_YI=s640-c-fcrop64=1,36cc0000c6feffff-nd-v1

次の曲、Spotifyで始めて音だけ聴いたとき、とてもダンドゥットとは思えない、なんかSyahiba Saufaみたいな歌手だなあ、と思った。そしたらSyahiba本人で、バンドの楽器編成もダンドゥットなのだ。

SYAHIBA SAUFA - NAKAL (オリジナルGIGI) Premiered on 9 Jan 2024

オリジナルは、Music video by Gigi performing Nakal. (C) 2008 PT. SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT INDONESIA、力んだロック系ボーカル

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次もSony Music Entertainment所属のグループSheila On 7のナンバー。オリジナルはここだけど、ずいぶん音量が小さい。Tasya Rosmalaって、言っちゃ悪いけどかわいさだけの娘で、ボーカルには期待していないのだけど、こうして聴くと、ポップ・インドネシアの歌手よりはマシなのだ。

TASYA ROSMALA - BERHENTI BERHARAP (オリジナルSHEILA ON 7)Premiered on 16 Jan 2024

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プロデュースは、このブログで何度も紹介しているバニュワンギのOnenada(オフィシャルはここONE NADA Record Official - YouTube)、スタジオもWandraのスタジオ。Wandraの個人オフィシャルはここ。アレンジはキーボード担当の Dhendy keyという人だが正体不明。

Produser Eksekutif: Muhammad Soufan for MEGAH MUSIC / Sony Music Entertainment Indonesiaというクレジットがあって、このMuhammad Soufanという人、そうとう偉い人らしい。以下長い長いインタビュー記事(わたしもちゃんと読んでいないし、読めない)

Komersialisasi, Kesejahteraan Musisi, dan Industri Musik bersama Sony Music Entertainment Indonesia - Whiteboard Journal

以下、現在まで12曲のプレイリスト。いやもう13曲になった。最新はShinta ArsintaとMala Agathaだ。人気上昇中のAjeng FebriaとArya Galihもさっそく組み合わせている。プロデュースとスタジオはANGKASA MUSIC。普通のダンドゥットだ。

(プレイリストの曲は、どんどん増えていく仕組みになったいる〉

2曲めからはOne Nadaのプロデュースが続く。曲ごとにリズム / アレンジを変えて、多彩な才能をきかせる。

1 AJENG FEBRIA feat. ARYA GALIH - TULUS 
2 TASYA ROSMALA - BERHENTI BERHARAP (SHEILA ON 7) 
3 SASYA ARKHISNA - GELORA ASMARA (DERBY ROMERO)
4 VITA ALVIA - AKU CAH KERJO 
5 SYAHIBA SAUFA - WIRANG 
6 TASYA ROSMALA - TERMINAL TIRTONADI 
7 VITA ALVIA - SEBERAPA PANTAS (SHEILA ON 7) 
8 SASYA ARKHISNA - RUNGKAD 2 
9 TASYA ROSMALA - TITENI LAN ENTENI 
10 SYAHIBA SAUFA - CIKINI GONDANGDIA 
11 SYAHIBA SAUFA - NAKAL (GIGI) 
12 SASYA ARKHISNA - APIK 

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ビデオの作りも高品質だし、サウンドも良い。しかし、ポップ・インドネシアのファンには届かないでしょうね。わたしは歌手の技量などあんまりこだわらないけれど(その割にはTasyaちゃんをDisっているなあ)、ダンドゥット歌手の技量はポップ・インドネシアの聴衆には判断できないでしょう。さらに歌手の顔や肉体、しぐさ、表情も受け入れられないのじゃないでしょうか。