2019年暮に発生し、世界中を席巻したコロナ禍、2023年3月、ヨーロッパやUSA,日本ではまだ多少の死者・感染者は出ているものの、世界的には収束したようであります。
インドネシアにとっては、2004年暮のスマトラ沖地震・津波ほどの死者は出なかったものの、2020年GDPがマイナスという、経済的には21世紀最大の惨禍となったわけです。2020年もロックダウンなどで大変だったが、2021年の夏は1日の死者数がUSAを超えて連日世界一になりました。こんな悪いニュースの時ばかり注目されるのであります。
Didi Kempot - Ojo Mudik ラマダン明けの休暇だけど帰省しないで、という歌。Didi Kempotはこれを発表した後の5月5日に死亡、死因はコロナではないらしいけど。
9,160,783 views 28 Apr 2020
でも今年3月、人口当たりの死者は日本がインドネシアを抜き、もうすぐフィリピンも抜きそうです。一時の死者数増加はやっぱり医療体制の不備によるものでしょうが、結局、ASEAN、太平洋地域は地の利もあってヨーロッパや南北アメリカよりもマシな結果になったようです。下の画像はCOVID - Coronavirus Statistics - Worldometerより、アジア部分の一部拡大。
2022年にはASEAN地域ではほぼ収束、経済状態も平常に回復したようです。さらにウクライナ戦争と中国のロックダウンの漁夫の利(?)か、ASEAN諸国はどこもGDP急上昇、貿易黒字急増という状態でした。いくらなんでも、こんなうまい話は続かないようで、今年2023年の成長は昨年より下がりそうですが、ともかく社会は落ち着いてきたようであります。