世界の果てでダンドゥット

ダンドゥットは今、現在が一番おもしろいぞ!

〈ゴーゴーダンス〉死語じゃなかった!自民党青年局”過激パーティー”?

ラマダン中でありますが、エロ関連のトピック。

【独自】自民党青年局“過激パーティー”の内部音声入手「口移してチップ」会場で何が?【めざまし8ニュース】

5人のダンサーへのギャラが10万円、安いぞ~。これじゃ、チップをもらわなきゃね。

www.youtube.com

ダンサーたちの名前も所属も不明。追加情報 Glamor Dancersという大阪と京都をベースにしたグループで、インスタグラムはここプライバシーを尊重したように見えるけど、プロとして仕事をしているのなら、インスタグラムとかTikTokにアカウントを作って宣伝すればいいのに。ぜんぜん過激とは見えないのだけど。訂正 ちゃんと宣伝していました。失礼。でもたいていの報道では名前を出していないのだよ。

自民党青年局も、男ばっかりじゃなくて、家族を連れてきて、みんなで楽しむのが懇親会だと思うけど。そうすれば、あらぬ疑いを掛けられることもないでしょうに。次のインドネシアのダンドゥットのように。2022-06-20の記事で紹介済みのPutri Octavianus、前の記事で貼ったビデオもおもしろいよ、サウンドはしょぼいけれど。

OM. LAATANSYA * Pokok_e Joget - Putri Octavianus *(Joyoboyo, Surabaya - 030214)

2:00~あたりを見れば判るけれど、ステージの下に集まっているのは子どもばっかり。

www.youtube.com

インスタグラムを見たら、2018年に結婚し、2019年に子どもが生まれている。よかったね!ここ数年の活動不明だけど、DJコンソール使ってこんなこともやっていたのだ。

同じ歌手・バンドで、これは男の客がステージで歌手に絡まれる。

OM. LAA TANSYA - Sumebyar, Putri Octavianus (Driyorejo-Gresik - 19 Juni 2010)

www.youtube.com

次は有名なベテラン歌手Nurma Silvia姐さん(2022-07-08の記事参照)結婚パーティのお仕事。近所のオヤジ連中がステージに上がってはしゃぐ風景(新郎新婦はどっか別の場所にいるはず)こういうダラダラ続くライブのビデオで数百万の再生になるのは、やっぱ人気があるせいでしょう。

追加情報 5:10~から始まる歌は、本ブログの2023-12-30の記事「2023年ベスト・ダンドゥット・ソングズ リバイバル部門」で特別賞を進呈したNinggal Katresnan!名曲中の名曲であります。ナイスなレゲエ・ビートの乗せて歌ってくださっているので、正座して聴くように。

viral , NURMA SILVIA , NGERJAIN KAKEK MINTA DI GENDONG DEPAN 5,432,891 views  17 Sept 2019 

www.youtube.com

次は、8:30~あたりから、ステージを降りてチップをねだり、いやがる(?)客をステージに上げて絡む。

Nurma Silvia | Caping Gunung| New Taruna Music | Live Selokromo 2,494,432 views  28 Jan 2023

www.youtube.com

*****

ニュースの話に戻すと、川畑哲哉和歌山県議会議員が企画し、「ゴーゴーダンスみたいなものです」と語ったとのこと。それなら、別に謝罪したり自民党を離党する必要ないでしょうが。

ゴーゴーダンスって、セクシーさを売り物にするものだったと思うけど、別に恥じることはないでしょう。上のニュース・ビデオでは、今でも日本にゴーゴーダンスを職業にする人が存在するらしい。

いやそれよりも、今現在2024年に、「ゴーゴーダンス」って言葉が生きているとは衝撃。1960年代のほんの一時期アメリカで流行ったダンスだけど、その後もっぱら東南アジアの歓楽街で生きてきた名称だ。フィリピンのマニラ、タイのパタヤ、沖縄など、ベトナム戦争中の米兵の慰安施設があるところでGo-Go Barというものがあり、お姐ちゃんたち(実は一家を支えるお母さんたち)が、チップをもらって体をくねらせて踊る店であったらしい。その後米兵が撤退した後も一般観光客を相手にした店として存続していたらしい。

*****

もう一つ、Go-Goというジャンル名がある。学習用英和辞典にも載っている場合があって、辞典編纂者が意味もわからずアメリカの辞書の項目から写しただけだと思うけど。いや、辞書編集室に熱心なファンク・R&Bマニアがいたのかも?

1970年代の後半の一時期、ワシントンDCを中心したシーンで、ファンク~ヒップホップの境界線上のリズム。今聴いてもファンクとどこが違うのか、わたしには判断できないけれど、次のものが典型であるようだ。

Bustin' Loose · Chuck Brown and the Soul Searchers
℗ 1978 Swing T Publishing, Inc., Ascent Music, Nouveau Music (BMI)

www.youtube.com