正確に言うと、年に2,3曲ぐらいある。2ビート系の行進曲みたいなリズムで、観衆といっしょに歌って叫んで騒げる歌。
前項で紹介したように、オリジナル・バージョンは、ゆるーいコーラスを含む古いレゲエ風なのだが、ダンドゥット・コプロでは、強弱がはっきりしたリズムになり、コーラスというよりシュプレヒコールに変化した。このNew Monataばかりでなく、みんなこんなリズムにしているようだ。
特に今年はコロナ禍明けでライブがいっせいに解禁され、この歌は選びきれないほど映像がアップロードされている。
GEDANG KLUTUK - RATNA ANTIKA - NEW MONATA JAMDA 3 YOGYAKARTA
865,721 views 13 Oct 2022
New Monata & Ratna Antika、最強の組み合わせ、でも、このライブ、なぜ観客が男ばっかりなんだろう? ともかく大規模なコンサートで、他にHappy Asmaraも出演したようだ。
次のほうが最近のダンドゥット・ライブの普通のタイプ。催し物全体のプレイリストから。Festival Mangga Pemalang 2022 Kec. Taman, Pemalang県 中部ジャワ州。
こういう大ヒットだと、再生数がバラけて、突出した再生数は無くなってしまう。
その中で、なぜか再生数が多いのは以下。
Duo Ulo Pargoy特に意味ない臨時のデュオ名 Gedhang Klutuk Garaga Jandhutバンド名 Feat BG audio 3,334,292 views 6 Sept 2022
Garaga jandut というのは、中部ジャワ州Sragen県を拠点としたバンドで、Putri Kristyaのビデオで何度か紹介している。2022-05-17の記事もこのバンドの一部。
タイトルにくっつけてある"pargoy"という語の意味が判らん。最近よく出てくるが、ダンスのパターンや振り付けを示すのか、それとも、あんまり意味のないキャッチ・コピーなのか。
上でピンクのTシャツ着ているのがTata Ganosa、向かって右側のキーボード奏者と夫婦で、最近赤ちゃんを産んだ。固定ファンがいて、現場復帰祝いの再生数、って訳でもないだろうし、よく判らん。
次のビデオでは、向かって左のキーボード奏者がダンナ。
Gedang Kluthok - Tata Ganosa ft Veronika Dantik - Garaga Djandhut Sragen
タイトルのGedang Klutuk とは、バナナを煮た汁から作る自家醸造の蒸留酒のこと。無許可販売が合法なのか違法なのか、わたしの力では調べられなかった。少なくとも、自分で製造するのは違法ではないようだ。
作り方のビデオの例。日本国内では作るだけで違法なので、良い子は真似をしないように! 警察や軍隊より怖い税務署が介入します。