何回結婚式挙げるんだと、疑問が湧きますが、新婦側と新郎側で儀式とお祝いをするのはふつうであるようです。新婦Putri Kristyaの地元での婚礼の様子は、2024-05-03の記事で紹介済み。
次のは6月9日にライブ配信されたもの。事情を知らない方に念の為説明すると、こういう結婚式中継・ライブ配信は、ダンドゥット歌手だから特別なのではありません。一般人の結婚式も、各ビデオ制作会社から、毎週無数に配信されています。
最初の部分のイメージ・ビデオのような熱い・恥ずかしい映像も、一般の方々が作り、全世界にさらしているのですよ。
規模はふつうです。ジャワの田舎の、収入で言えば真ん中より多少上ぐらいの層でしょうか。もっと金持ちや地域のボスだと大規模な野外ステージを立てます。もっと都会だと、ホテルや専門の結婚式場で、弦楽四重奏とかジャズ・バンドのBGMもあり。イスラム宗教曲のグループを雇ったり、影絵芝居など演る場合もあり。つまり、規模の大小にかかわらず、必ず生演奏なのです！
Live Wedding BAYU ONYONK & PUTRI KRISTYA | Cs. KMB 'GedrugSragen' |Dinda Audio|SLA Audio| HVS Sragen 2024年6月9日（日曜）、現地時間午前10時頃から午後4時まで配信。HVS Sragen - YouTubeより。住所: Sidorejo RT.02/04, Sidolaju, Widodaren, Ngawi、ここが会場の住所でしょう
新郎新婦が新婦Putriの両親と共に到着、新郎の両親が迎える。その後、なにか偉い人の話というか新郎新婦の紹介らしきことが、延々と続く。来客はたぶん近所の人たちとか父母の関係者とか友人なのだろう。お話というか演説の間、来客はメシ（白い米の飯）を食っているのだ。これが米が主食の世界である。なお、奥のほうで近所の人たちが食べ物の準備しているから、ケイタリング・サービスではないようだ。
1:47~から新郎新婦がお互いに飯を食べさせて、カップの水を飲む儀式。これも米の飯なのだ。日本も米と水の美しい国なら、結婚披露宴で、白い飯を食い、水道水を飲むキャンペーンをしようではないか！
2:30頃から、かなりの来客が帰る。たぶん、近所の人たちでしょう。新郎新婦も外に出て、おくる。これで終わりかと思ったら、その後がすごいのだ。
会場の外で、ポノロゴ(Ponorogo)の Reogというダンスが演じられて、来客は新郎新婦と写真撮っているのが続く。なぜ、このダンスが選ばれたのか理由は不明。
3:55:00あたりから再びステージで音楽が始まって、これからがダンドゥット・タイムであるようだ。
4:15:20、Niken Salindry来場！
同じテーブルに座っているのSasya Arkhisnaだと思うけど……
4:28:20~ステージに上がって歌う、この間に、Vivi Artika夫妻も来場！
そして、4:36:20、Denny Caknan夫妻、来場。せっかくNikenちゃんが歌っているのに、場面が切り替わる。近所の人たちの間で「あの家のセガレ、バンドなんか演ってるって言ってたが、本物のDenny Caknanが来てたぞ」って噂になるのか。
4:53:00~、Vivi Artika、ステージに上がり歌う。曲目Pamer Bojo。久しぶりの場末のライブって感じで、この余興の中では一番いい。Eny SagitaのダンナKakung Lintangらしき人が見えるけど、Sagitaさんは見えないな。そのあと、Nur Bayanも自作Oplosanを歌う。「酒は悪魔の水だよ、キ＊ガ＊水だよ」という披露宴にふさわしい歌だ。結局、歌ったのはみんなクディリ勢ではないか。Denny & Bella夫妻は30分ぐらいいただけで、帰る。
夜の部もあり。こちらは3時間半。Putriもステージに上がって歌うシーンもあるが、だいたいダラダラ歌が続くだけ。なお、MCはNew Kendedesとの共演が多いJoker
Live Wedding BAYU ONYONK & PUTRI KRISTYA | Orkes Dangdut BO Music |Dinda Audio|SLA Audio| HVS Sragen
